高校の後輩に誘われて、後輩の同級生が出演する“東京セレーノクラリネットオーケストラ”の公演に行ってきました。 このオーケストラを主宰、指揮しているのは、クラシック界を代表するクラリネット奏者の藤井一男氏。 私も高校時代クラリネットを吹いていて、藤井氏のCDをよく聴いていた憧れの存在です。 また、演奏会の曲目の中で独奏をされたのは、大浦綾子先生。 現在、東京佼成ウインドオーケストラにも在籍されている大浦先生には、高校時代何度かレッスンをして頂いていました。 演奏の素晴らしさを感じ、改めて凄い方に教えて頂いていたんだなぁと、その環境に感謝です。 さて、クラリネットオーケストラというのは初めて。 コントラバス、パーカッション、ハープも入りますが、後はクラリネット属の楽器のみで構成されたオーケストラ。 アンサンブルのようなこじんまりしたものを想像していた私にとって、想像をはるかに超えるダイナミックな演奏と音色の美しさは、終始感動の嵐でした。 有名な楽曲が、クラリネットならではの良さが出るように編曲されていて、原曲にはない独創的な美しい演奏に仕上がっていました。 7つの曲目の中には、私も演奏したことのある思い出の曲や、大好きなものもあり、高校時代のことが一気に思い出され、懐かしくて涙が出そうになりました。 サン・サーンスの“「サムソンとデリラ」よりバッカナール”は、入部して初めて渡された楽曲* 当然まだ殆ど音を出すことができない状態で合奏に出た・・・という苦い経験ではあるけれど、必死で譜面についていこうとしたこと、早く一緒に演奏したいというキモチにさせてくれた大切な曲です。 リードの“アルメニアンダンス Part1 ”も大好きな曲のひとつ。 有名なトランペットのファンファーレ、どう表現するのだろうとわくわくし、その後も流れるように進む5曲のアルメニアン民謡に、最後まで夢中でした。 今回出演していた後輩には、残念ながら演奏後に会うことはできなかったけれど、素晴らしい演奏を聴くことができただけでもう十分。 彼女を始め、メンバーの殆どの方が藤井氏に師事していて、現役の音大生もたくさん。 東京芸大、国立音大、武蔵野音大・・・と名だたる学校の方ばかり。 ちょっとのだめの世界みたい。。なんて。 でも、並大抵のものではない努力をしてきた方々からは、素晴らしい演奏を通し、何だか色んなパワーを貰った気がしています。 クラシックを生で聴く機会がここ数年は全くなかったけれど、これを機にまた演奏会に足を運べたら・・ 今回は誘ってくれて、どうもありがとう♪♪
by yukinavi
| 2009-03-13 23:32
| journal
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6歳と2歳の娘と、日々の暮らしを綴っています。
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